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​軟部外科                     

軟部外科の病気について

軟部外科とは、神経外科や整形外科以外のほぼ全ての臓器や組織を扱う外科のことをいいます。

近年増加傾向にある腫瘍性疾患(がん)はどの臓器にも発生する可能性があるため、どの臓器・組織の扱い方にも精通している必要があります
当院では皮膚・呼吸器・消化器・泌尿器・肝胆膵・口腔疾患など様々な軟部外科疾患に対応可能であり、早急な手術を必要とする緊急疾患には出来うる限り即日対応致します。

また、術前のCT検査や専門医の診察が必要な症例に関しましては、信頼できる二次診療施設をご紹介させていただきます。

軟部外科の病気の子によく認められる症状

しこりがある/吐く/下痢や軟便/食欲がない/痩せてきた/咳がでる

など、原因部位により様々な症状のパターンを示します。

特に表面上に症状が出ず、残念ながら進行してから発見されるケースも多いです。

​早期発見・早期治療の上でも、定期的な健康診断がおすすめとなります。

検査の流れ

 身体検査                              

・問診にて、症状/経過状況/元気食欲などの一般状態をお聞きします。

・視診にて、皮毛の状態/粘膜色/出血や排膿の有無/歩行の様子などを確認します。

・触診にて、痛み/しこりの有無/脈拍/体温などを確認します。

・聴診にて、心臓の音/不整脈の有無/呼吸音/腸蠕動音などを確認します。

​ など、診察室内でご家族と確認しながら全身状態の確認と原因の可能性を考えます。

​ この時にご家庭での症状発現時の動画などがあれば拝見させていただきます。

ここで分かった内容から、下記の内より必要な検査をご提案させていただきます。

 血液生化学検査                                            

炎症や内臓機能の異常がないか全身状態を診るために行います。

軟部外科疾患では、全身麻酔が必要になるケースが多いことから、麻酔前検査の意味も込めてほぼ全例でお受けいただく検査です。

 尿検査                               

主に泌尿器疾患が原因として疑われる場合に行います。

尿蛋白の有無や尿結石、泌尿器がんの診断に用います。

 レントゲン検査                           

肺やお腹の中の腫瘍や異物、腸閉塞、骨の異常などを発見することが出来ます。

​がんが疑われる場合は、転移の有無を調べるためにも行います。

 超音波検査                             

臓器の動きをリアルタイムに診ることが出来、またレントゲンでは見ることのできない各臓器の状態や異物・腫瘍を発見することが出来ます。​詳細は、消化器科循環器科のページをご参照ください。

 細胞診                               

がんが疑われる​場合は、該当部位に超音波でガイドをしながら、細い針やカテーテルを用いて細胞を採材し、細胞の検査を行います

​腫瘍科(がん)の細胞診の項目をご参照ください

 CT/MRI/内視鏡検査                          

上記検査で診断がつかない場合や、その後の治療に対して必要な場合は、ご相談の上2次診療病院をご紹介させていただいて、内視鏡検査やCT検査、MRI検査をお受けいただけるよういたします。

治療方針のご相談 ⇒ 治療スタート

軟部外科の病気はほとんどが手術適応の病気です。

そして、命に直結する緊急性を有する病気であることが多いです。
基本的には根治を目指して治療にあたりますが、軟部外科の病気には一部の「がん」に該当するような根治が見込めない病気も存在します。

その場合であっても、なんとか苦痛を取り除き、QOL(生活の質)の向上を望める方法がないかをご家族と一緒にご相談させていただきます。

また、特殊な手術の場合は、専門病院などの二次施設へのご紹介をさせていただくこともございます。飼い主様からのご要望がある場合も速やかにご紹介させていただくことは可能ですので、ご相談ください。

軟部外科疾患の症例報告

・準備中です
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