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横浜市鶴見区上末吉の動物病院 外科手術 ペットホテル 往診対応 アニコム・アイペット対応可
末吉動物病院
sueyoshi animal clinic
〒230-0011 神奈川県横浜市鶴見区上末吉1-13-10
駐車場:病院隣接7台完備
金曜予約診療、水曜・祝日、日曜午後休診
眼科
眼について
検査の流れ
眼の病気の子によく認められる症状
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眼が赤い(充血している)
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眼が白い(眼が濁っている)
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涙が多い/目ヤニが多い
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眼がショボショボしている(上手く開かない/気にしている)
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眼が見えていない?物によくぶつかるようになった
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眼が飛び出している/形がおかしい
わんちゃん・ねこちゃんの眼は、人と同じように光を感じ、視神経の働きによって視覚を生じる臓器です。充血や涙・目やにの増加から視力の低下など人と同じように眼科に関する症状は、わんちゃん・ねこちゃんに数多く認められています。眼はとても小さな臓器ですが、複雑な構造や他の臓器との係わりを持っていることから、全身・他の臓器の異常が初めに診られる場合も少なくありません。
眼の病気は、早期発見と早期治療開始をすることで重篤になることなく治療することが出来ることが多いですが、進行してからでは視力の回復や温存が困難になってしまい、一度失われた視力が回復することは残念ながらありません。そのため、早期発見・診断がわんちゃん・ねこちゃんの眼の健康を長期に維持するためには必要です。気になる症状が認められた場合は、なるべく早くご相談ください。
身体検査
眼科疾患の中には全身への影響が現れるものがあるため、元気や食欲の有無、排便や排尿に異常がないか、全身状態の把握を行います。感染症の可能性や遺伝的(先天的)な病気を見逃さないために予防歴の有無や種別特有の疾患を念頭に置いて検査を進めます。
視覚検査
人のように視力測定ができないため、「見えているか?」のみを主に下記の3つの方法で検査します。
・威嚇瞬き検査:手を近づけると瞬きをするか
・対光反射検査:光を向けると瞳孔が縮むか
・迷路試験:診察室の中をものにぶつからずに歩けるか
涙液量検査
下瞼と眼の間に検査用のろ紙を挿入することで、涙の量を調べます。
正常値よりも低いと乾性角結膜炎(いわゆるドライアイ)と診断できます。
眼検査
眼球に特殊な染色液や光を当てることなどで眼球のどこに異常があるのかを検査します。主に下記の4つの検査を行います。
①生体染色検査
眼の表面に傷があるかどうかを検査する方法です。傷があると緑黄色に染まります。涙が多い・眼がショボショボしているなど、角膜上皮びらんや角膜潰瘍などの角膜疾患の疑いがある際に行います。
②スリット光検査
細い光を眼に当てることで、角膜・前眼房・水晶体・硝子体の状態を観察します。ブドウ膜炎などの診断に行います。
③眼底検査
眼の奥底をレンズを通して観察する方法です。網膜や視神経に異常がないかを確認します。視覚障害が考えられる場合、必ず行う重要な検査です。
④眼圧検査
眼圧を測定することにより、ブドウ膜炎や緑内障の鑑別、緑内障治療効果を判断することができます。
超音波検査
超音波にて、眼球内の異常を見つけることが出来ます。特に眼球内の腫瘍(がん)や網膜剥離などの診断に欠かせない検査です。
結膜細胞診
結膜に異常がある場合、結膜を数回ブラシで擦り採取したサンプルを顕微鏡で観察する検査です。結膜炎などの原因究明に有効な検査です。
治療方針のご相談 ⇒ 治療スタート
内科療法
眼科疾患の基本的治療方法は、点眼薬・眼軟膏による治療となります。
症状・原因に応じて様々な薬剤を単独または複数併用して行います。
点眼の難しい方や、原因によっては内服薬をご処方させていただくこともあります。
外科療法
眼科疾患で外科手術が必要となる病気は、眼球・眼瞼腫瘤切除や白内障、重篤な角膜潰瘍、眼瞼内反・外反症など、ごく一部に限られます。
当院は、眼科手術用の顕微鏡を持ち合わせておりませんので、白内障で手術を希望される場合は、信頼出来る2次診療施設をご紹介させていただいております。
代表的な眼科疾患・実際の症例報告
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流涙症
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眼瞼炎
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麦粒腫・霰粒腫
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眼瞼癒着/内反外反症
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結膜炎
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乾性角結膜炎
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角膜潰瘍
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角膜ジストロフィー
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角膜内皮ジストロフィー
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核硬化症
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白内障
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緑内障
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ぶどう膜炎
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網膜変性症
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網膜剥離