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まぶたのがん(腫瘍)

今日は、わんちゃんのまぶたのがん(腫瘍)についてお話したいと思います。

詳しくは「よくある病気・症例報告」のページでもお伝えしたいと思いますが、わんちゃんのまぶたのがんは、下の写真のような見た目のものが多く、75~90%が良性と言われています。

そのため、ほとんどのわんちゃんでは、手術などで摘出することなく、経過観察となります。

しかし、中には悪性の事や、良性でも大きくなることで眼を傷つけてしまったり、表面から出血などを繰り返してしまうことがあります。

その際は、外科手術での摘出となるのですが、健康な子であれば多くの飼い主様が迷いなく全身麻酔での手術となるのですが、お年の子や体力的に麻酔が心配な子などでは、中々踏み切れないことが多々あり、すごく悩まれるケースが多いです。

そこで、今回ブログにあげさせていただく方法は、種々条件がありますが、外科手術のような全身麻酔をかけずに、まぶたのがんを取ってしまう方法です。

実際のお写真を掲載いたしますので、ご参考にしてください。

また、この方法は大きいものは無理ですが、小さいものであれば皮膚の「いぼ」なども取ることができます。

※行う際には、再発リスクや状況によっては沈静をかける場合があります。ご希望の方は一度ご相談にご来院ください。

摘出前の状態です。下まぶたにピンク色の腫瘤があり、眼の表面に当たってしまっています。

摘出後の状態です。処置は1~2分で終わり、その日の内にお家へ帰れます。念のため数日抗生剤の点眼をしていただきます。(写真のピントがぶれてしまい申し訳ございません。)

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